新作情報548「終戦の未亡人」(縄)主演:七瀬かすみ 監督:赤井鯉三郎
(寸評)戦時SMモノ。完成度は高い。しかし、抜けない作品。

コスチュームSMモノに分類される作品ですが、何と、もんぺモノ。今まで数多くのSMビデオを見てきましたが、もんぺモノは初めてです。

舞台設定は昭和20年の如月。太平洋戦争末期、七瀬かすみの夫は共産主義者の嫌疑を受け、獄死してしまっています。七瀬は非国民扱いされていて、村八分の状況です。ある日、昔の恋人(赤井鯉二郎)が現れ、ただれた縄戯が始まります。

導入部はすばらしいものです。作品の冒頭、裸電球が映り、舞台設定の暗さが象徴されます。夫の仏壇の前での七瀬の独白のシーンは、最近のテレビドラマよりはるかに優れていると思います。また、七瀬が一升瓶に入れた玄米を精米にするシーンでは、隣組の人々が「非国民」と叫ぶ声が重なり、夫に獄死された女性の不幸が上手に表現されています。

主演の七瀬かすみですが、とても良い女優さんだと思います。6月に日本に一時帰国したとき、彼女の「嫉妬とよだれ」(シネマジック)、「お仕置きを乞う女」(中嶋興業)を見てファンになりました。こちらに戻ってきてから、DMMのダウンロードサービスでこの作品と「狂乱アクメ」(ギルティ)を購入しました。
10人に聞いたら8人以上の人が美人と答える器量。ピンク色の乳首がいやらしいと思います。演技力は抜群。責められると自然に流れるよだれが嗜虐的です。
演技力があるためか、コスチュームモノの作品が多いようです。メイド、ヒロイン、女子高生、OL、看護婦、いろいろなコスチュームを着ていますが、今回のもんぺが一番似合っています。これは七瀬の薄幸顔がもんぺという暗いコスチュームにしっくり来るためです。したがい、この作品は七瀬のために作られた作品であり、七瀬以外の女優さんでは無理だったと思います。

では、肝心のSMシーンですが、これは抜けるシーンではありませんでした。
まず、もんぺですが、これはエロビデオのコスチュームとしてはそぐわない感じがします。エロビデオが抜けるかどうかは、どれだけシーンに感情移入が出来るかという点ですが、「モンペ=太平洋戦争末期の庶民=日本人として感情移入するには抵抗がある」という思考が自然に展開されてしまい、素直に抜くことが出来ませんでした。

責めの内容は

1)もんぺ姿の七瀬の緊縛シーン。七瀬の恥ずかしがる様子が素晴らしいと思いました。ただ、もんぺ。。。。。
2)鼻責め。
3)空気浣腸。泣き夫の遺影におならをさせるというシーンはドン引きしてしまいました。
4)ファックシーン。防空ずきんをかぶったままというのは、如何なるものかと。。
5)全裸の七瀬のビンタ、鞭責め。このシーンのみ、時代背景を忘れて見ることができました。責められる七瀬の美しさが良く出ていますが、七瀬の鼻水がアメリカンクラッカーのように垂れるのは、正視できませんでした。

以上、とても丁寧に作られ、完成度の高い作品とは思いますが、個人的に抜ける作品ではありませんでした。
七瀬かすみのもう1本の作品「嫉妬とよだれ」は雪村モノで、こちらは完全無欠のタコビデオです。七瀬さん主演で、ぜひもう1本本格緊縛SMモノを発売して欲しいと思う今日この頃です。

    (2008年9月アップ)


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