新作情報397「女捜査官 河野りんの惨いこと」(奇兵隊)主演:河野りん 監督:高橋孝英

高橋孝英監督作品が奇兵隊に出没!
「高橋軍団」にしか作れない、殴る、蹴る、ペンチでつねる、何度も押し倒す、首を絞める、輪姦を取り込んだ2作品が同時発売。「女捜査官」の文字から、シネマジで今年出た『体罰女捜査官』の欲求不満を解決してくれる作品と期待したが・・・。
残念ながら、この手の高橋監督作品の特徴である「思いつきながら責める」やり方がやはり作品にまとまりをもたせない。2つとも100分作品だが、タコでも何でもない「無駄な映像」が多いのが難点。「女捜査官」というシチュエーションもほとんど意味なし。60分に収めたソフト・オン・デマンドの『天使堕姦』や、同じく40分くらいにまとめた『人攫暴姦』の方がメリハリがあって評価が上である。
しかし、責めは相変わらずハードで、見所もいくつかあった。高橋ファンなら「河野りん編」は買って損はないだろう。「沢口ケイ編」は、河野編と比べて見るとタコビだが、日を改めて見れば、それなりに見応えがあるかも知れない。

(「河野りん編」の評価)

【はりつけ責め】
二人の男の跡を尾行していた河野が捕まるシーンからスタート。十字架にはりつけられて、高橋監督のオリジナルの責めが始まる。
最初は「やめろよ!」「はずせよ!」と乱暴な口調で強がっていた河野だが、二人の男のきつい責めにすぐに言葉を失う。これから先は「女捜査官」のシチュエーションはまったくなし。「女捜査官」の文字に期待した人は「騙された」と思うだろうが、もともと高橋作品にストーリーは期待していないので、そのことについては触れないでおこう。
さて、河野の苦悶の表情、声は、最初の乱暴な口調からは想像できないほど魅力的で反応も良い。バストも大きく、ルックスも悪くない。
下半身は白いパンティ1枚、上着は来たままで責めが始まる。まずはバイブを押し込まれ、胸を露出され、太ももや胸を叩かれる。続いて、バイブのスイッチは切られたようだが、入れられたままの状態でペンチを使って乳首をひねったり、陰毛をひっぱったり、ライターの火で陰毛を焼いたり、クリップで乳首をひっぱったり・・・。口枷を付けられ、大口を開けた状態で舌をペンチでひっぱられ、そして舌を先が円上になってるはさみで露出・・・。その苦しい状態で、太ももの正面へ二人が一本鞭とバラ鞭で交互に打ち付ける。一本鞭の方はかなり強烈。十字架へのはりつけということもあって、背中やお尻への責めがなかったのは残念。その後、縄で首絞め。舌を出されたままでほとんど喋れない状態で「何でも言うことを聞きます」と誓わせ、また鞭を打ったり、バイブのスイッチを入れられたりと、高橋監督自身によるねちこい責めが延々と続く・・・。 
【レイプ、輪姦】
はりつけからはずされ、二人に輪姦される。途中、顔に容赦ない平手打ちを受けたり、顔を踏みつけられたり、まさに「惨い」。
【蹴り】
射精を顔面に受けた上記の続きで、ぐったりしている河野を後ろ手に縛る高橋監督。このあと蹴り責めになるが、後ろ手に縛った状態での蹴りは初めて見た。今までは縛られてなかったり、男に羽交い締めにされていたり、あるいは頭の上に手を挙げた状態で縛っての蹴りだった。後ろ手に縛っての蹴りはまさに拷問そのもの。高橋監督の蹴りは、お腹、お尻、そして顔面へと入る。倒れた河野を仰向けにして、太ももと性器、そしてお腹へ連続パンチ。再び立たせてチョップと蹴り。蹴りは顔面に意図的に入れられ、そしてついに河野は鼻血を出してしまう。( ・_・;) それまでに出ていた鼻水に混じって血がしたたり落ちるが、手当はされず、鎖を使っての首締め責めへ・・・。ぐったりした河野も言われるままに責められ続ける。まさに「惨い」。
【ベルトによる叩き、浣腸】
上記の続きで、ベルトでお尻を叩かれる。かなり痛そう。そして、この手の高橋作品では初めて見る浣腸へ。かなり乱暴に浣腸器を使って一気に5本押し込まれる。責めの流れ、浣腸される体勢は良いのだが、それまでの責めがハードすぎて、河野がもだえ苦しむ反応さえできないほど放心している状態であったのが残念。
【蹴り、押し倒し、排泄】
縄を後ろ手から、頭の上に手を挙げた状態に縛り直されて、太ももへのきつい蹴り責め。倒れた河野に起きるように言うと、河野は自力で立ち上がる。なかなかの根性。しかし蹴り責めは続き、今度はお腹を何度も蹴られ、倒れては起きあがるように命令され、そしてまた蹴られる・・・。この責めの時「浣腸されたのはどうなったの?」と疑問に思ったが、きつい蹴りで排泄どころではなかったようで、高橋監督が頃合いを見て透明の洗面器を与え、河野に排泄を許す。排泄シーンは後ろからの撮影だったので、表情が伺えず、興奮度はなかった。
【鞭責め】
高橋作品は、一度始まると休憩はない。排泄後、立たせてまた蹴りを数発。そして十字架のはりつけの時に付けられていた口枷をされて、巨大なバラ鞭(←正式名は知らない)を背中、お尻、太ももへ打ち付けられる。あっという間に全身が真っ赤に・・・。
河野は相当に打たれ強く、ここまで責められても狂乱することなく、倒れることなく、責めを受け続けている。ただ限界を超えているのは誰の目にも明らかで、ここでも反応する声が出なかったのが残念だった。
【性器への踏みつけ】
縛りはそのまま、仰向けに寝かせて性器へ靴を履いたまま責める高橋監督。そしてお腹へのパンチ。そのあとは、ペンチでつねったり、性器を愛撫したり・・・と高橋監督作品の欠点である、意味のない「ダラダラ思いつき責め」が続き、エンディングへ。
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最初の十字架へはりつけての責めでは、良い反応を示していた河野だが、輪姦以降は声が出なくなってしまったのは残念。SMビデオは、女優の反応に興奮するのだから、責めがきつければそれで良いというものではないということだろう。志摩紫光などに高橋作品の評価をさせれば「邪道」と言うかも知れない。
しかし、女優が鼻血を出すアクシデントがあっても、手当をしないで撮影を続けるという、女優にとって恐怖の暴れん坊監督の作品も、SMマニアなら一度は見たいと思うだろう。

 

   (以上アカネさん 2003年9月アップ)