新作情報321「悦虐縄人形2」(アートビデオ)主演:咲山理沙 監督:村上RYUJI

2年前の作品ですが、今回一時帰国のあいだに見た22本の中では一番良かったと思いました。1999年に発売された前作「悦虐縄人形」(工藤ひとみ主演)も充実した責めと女優の反応を評価して、「1999年私選SMベストビデオ」の第3位としました。しかし、この「2」は前作を凌ぐ傑作と思います。「20世紀SMビデオベスト297」でも徳麻呂さんがこの作品を7位に投票されています。したがい20世紀SMビデオベスト297に入賞した作品の中では、最も新しい作品ということになります。この作品が発売された2年前、掲示板で話題になったような覚えがあり、過去ログを調べてみました。Larryさんが次のように発言されています。
「例えば最近見た中で、咲山理沙主演『禁断の猟奇愛 悦虐縄人形
2』と言うのがありますが、この女優は美人でもかわいくもありませんし、ストーリーと言えるようなものはない作品です。しかし、結構ハードに責められて、それに対する反応も非常に良く、見ているうちに咲山理沙がいとおしくなってしまいました」(監督名鑑 阿川優の項をご参照ください)
Larryさんの評価はまさしく的を得ていると思います。責められている咲山理沙がいとおしくなってしまうくらい、この作品の主演女優は魅力的です。
咲山理沙はセルビデオで活躍している女優のようです。この作品の他には「女柔術家対レイプ魔」というSODの作品が引っ掛りました。SODのパッケージには「咲山理沙(
19)初段」とありますが、これは嘘でしょう。ただし、逆さ吊りでのバイブ責め、蝋燭責め、鞭責めの複合責めはなまじっかの体力では耐えられそうにもありません。
設定は
Larryさんも書かれている通り単純で、要はおじ(池島ゆたか)とめい(咲山理沙)の爛れたSMプレイを描くだけです。しかし、咲山理沙が時折漏らす「おじ様、許して」「おじ様、やめて」というセリフに妙な臨場感があり、SMプレイで感じてしまうめいの罪悪感が上手く表現されていて、それが他のSM作品にないような厚みを加えているように思います。

責めの内容は
1)学校から帰ってきた咲山は自分の部屋でベッドにうつ伏せになっています。そこに池島がやってきて、「最近の理沙は少し変だぞ」と言いながら、スカートをまくり白いパンティの上からお尻を揉み始めます。実はパンティの中には細い縄で股縄が施されています。それを池島が絞ると、咲山は小さく「おじ様、やめて」と悶えます。
「どうだ痛かったか、それとも感じていたのか」と池島は咲山のパンティを脱がし、細縄が割れ目に食い込むようにゆっくりと、細縄を引っ張りながら、外してゆきます。池島の一連の作業中、咲山は指を加えながら悶え声を殺そうという仕草を見せます。
2)池島は咲山に紺色のスクール水着を渡し、着替えさせます。着替えた咲山を池島は抱き上げ、ベッドに連れて行き、後ろ手上下胸縄留縄付きで緊縛します。縛り上げた咲山をベッドに仰向けに寝かせ、身体中を愛撫します。
面白いと思ったのは、太股のあたりから水着の中に両手を入れ、咲山の身体中を愛撫するシーンです。子供の頃、水泳の授業の時間に、水着姿のかわいい同級生を見て、「水着の中に手を入れて、触りまくりたいなぁ」と思ったのは私だけではないと思います。
3)柱に股縄付きで水平吊りにされている水着姿の咲山のイメージシーンの後、バイブ責め。水着姿の咲山は乳房を露出され、後ろ手上下胸縄で緊縛されています。バイブ責めはピンクローターから始まります。責められているあいだ、咲山は「おじさん、許して」「おじさん、やめて」を繰り返します。この言い方と咲山がだんだんと感じてゆく様子がマッチし、非常に嗜虐的なシーンを作り出しています。ピンクローターの責めの後、池島は白い熊ん子を取り出します。この熊ん子はかなり大きく、先っぽの動きがちょうど射精寸前の陰茎のような動きをします。最初池島はそれで乳首を責めますが、そのときに見せる咲山の怯えるような表情がまた嗜虐的です。熊ん子の威力は凄まじいのか、膣内に入れられた咲山はあっけなくイってしまいます。出来たら、イク前にもう一工夫欲しいバイブ責めと思いましたが、これは贅沢というモンでしょう。
4)赤いブルマーの体操着姿で後ろ手上下胸縄で緊縛されている咲山を柱に仰向けに水平吊りし、蝋燭責め。これは一種のイメージシーンですが、ここでも咲山の反応は素晴らしいです。
5)全裸で柱に開脚で逆さで吊られている咲山へのバイブ、蝋燭、鞭責め。咲山が吊られている高さはちょうど、池島の目の前に咲山の性器がくるくらいです。両腕は万歳するような感じで、
2本の縄で引っ張られています。これだと、両腕は一応動かすことが出来るため、責められる女性の反応を見るのに良い格好と思います。池島は咲山の性器に熊ん子を挿入し、スイッチを入れます。咲山の悶え声は大きくなります。池島は蝋涙を咲山の内股に垂らします。蝋燭責めは内股を責められるのが一番熱いと聞いたことがありますが、肌との距離があまり大きくない位置から垂らされる蝋涙の熱さはかなりきついのではないでしょうか。咲山の叫び声が大きくなります。池島は蝋燭で咲山を責めた後、性器に刺さっている熊ん子のスイッチを強にし、ピストン運動を加えます。咲山は半狂乱になりながらイってしまいます。イった後は鞭で、咲山の全身を責めます。背中、乳房を責め、バイブを抜き、性器を責めます。苦痛で咲山は両腕と腰を激しく左右に動かし、ちょうど踊っているような格好になります。徳麻呂さんはこの鞭責めを評価し、20世紀SMビデオのベスト7に投票されたようですが、まさに珠玉の鞭責めシーンと思いました。
6)緊縛を解かれた咲山と池島のファックシーン。並みのファックシーンと思いますが、乳房を愛撫された咲山が「おじ様、やめて」という一言で、このファックシーンに厚みが加わり、意味のあるファックシーンとなりました。
繰り返し書きますが、咲山理沙はかわいくも美人でもありません。
20年以上前のオカルト映画「キャリー」の主演女優に少し似ているとも思いました。また、彼女のセリフも「おじ様」「やめて」「許して」「イクー」の数種類しかありません。
にもかかわらず、この作品は彼女の魅力に尽きます。これは演技指導を行った監督の力量なのか、彼女の才能なのかは判りませんが、かなり楽しめる作品です。騙されたと思って見てください。

なお、冒頭に書いた彼女の作品「女柔術家対レイプ魔」は「先鋒から大将まで5にんの男優から全裸にされないで5分間逃げ切れれば賞金ゲット。なお、帯はちょうちょ結びであることを主審はチェックする。全裸にされた時点で『負け!』の合図。男優にぶちこまれ、 多数の汁男優にぶっかけられるものとする」という設定らしいです。このSODの作品で彼女がどんな演技を見せたのか興味のあるところです。

○Larryさんのコメント
西村さん、こんばんは。久々に登場のLarryです。
「悦虐縄人形2」を見たのは長文の感想を書く気力をすでに失っていた頃でしたが、阿川優についての書き込みの中で触れていたことは忘れていました。ストーリー性重視の私にとって不満な点も多々ある作品ですが、責めの充実度と咲山理沙の反応の良さで見応えのある作品になっていると思います。肢を広げての全裸逆さ吊りで、バイブを入れられたまま、さらに蝋燭や鞭まで浴びてしまうところに嗜虐心があおられました。特に股間のバイブは池島ゆたかが手を触れなくとも、重力と女のカラダの構造のせいで、抜くに抜けないと言ったもどかしさのような雰囲気を咲山理沙が醸し出していたのが良かったです。
「女柔術家対レイプ魔」のDVDは所有していますが、この作品はいただけません。もう一人の出演者、松井恵梨がレイプ中に肩を脱臼してしまい、病院に運ばれます。その後のしらけた雰囲気の中で、凄惨な場面を見せられて怯えた咲山理沙が副将戦を戦いますが、そこで首を痛めたらしく大将戦は棄権します。結局、咲山理沙はレイプどころかパンツさえ脱がされず、彼女がパンツを脱ぐのはDVDにだけ収録されている全裸筋力トレーニングのコーナーだけです。また、Part 2発売のおりには、咲山理沙に再び登場してもらうというテロップを流しておきながら、その後発売されたこのシリーズに彼女は未だ登場していません。
http://www.av-megastore.co.jp/redgang/FRC04.JPG
http://www.everfree.net/momo/v/RG29.jpg
「咲山理沙」でざっと検索してみたところ、他には上記2作品しかヒットしませんでした。SMに限らず出演作の非常に少ない女優のようです。「悦虐縄人形2」が良かっただけにちょっと残念な気がします。

 

   (以上2002年7月アップ)