20060603-1b

伝統の一戦・デビルズの猛追も届かずセインツが逃げ切る

今年から実施する事になった3チームの巴戦。いきなりセインツ対デビルズの伝統の一戦が行われた。

初回のセインツ、関のタイムリーと堀江の犠牲フライで先制。すぐさまデビルズは岩佐の2ランで同点に。

一進一退の展開か…と思える序盤だったが、ここからセインツがあっという間に抜け出しに掛かる。

まず2回。1アウトで山本・大塚・宍戸を塁上において1番の矢橋。

ホームランにはホームランでお返しとばかりにセンターへ大きな当たり。

バッターの矢橋は俊足を飛ばしに飛ばして、あやうく前を行く宍戸を抜かしそうになりながらもホームへ生還。

グランドスラムで4点を追加すると、3回には山本の犠牲フライと、大塚の内野ゴロの間に1点ずつ追加。

さらに宍戸の当たりがショートのエラーを誘いこの回3点目。相手守備の間隙を突いて好走塁を連発してリードを7点に広げる。

このリードをセインツ先発・近江がシッカリと守る。強打のデビルズ打線を相手に、

球審のストライクコースにアジャストさせた、テンポの良い絶妙な投球術が冴え渡った。

3回に三橋がタイムリー、光安の内野ゴロで2点を返すが近江が4イニングを抑えきる。

5回にデビルズは浅田･光安にタイムリーが飛び出し、さらに2点を返す。

続く4番・岩佐のセカンド後方への打球を、絶妙のポジショニングで近江が深い位置でキャッチ。

さらに三橋の激走を、近江がバックホーム返球で刺してダブルプレー。

５回にリリーフした志村はこの回２失点するも、バックの好守にも支えられ後続を何とか封じてゲームセット。

前節ではエラーで乱れたセインツ。この試合ではその堅守ぶりが戻ってガッチリと勝利を引き寄せた。