20050318b

2005年開幕戦は、デビルズ・向井、セインツ・近江の先発でゲームスタート。

試合が動いたのは３回。セインツは先発・近江から、昨年の最多投球回タイトルを獲った志村にリリーフ。

２アウト後、何でもないピッチャーフライをグラブで弾いて落球してから、痛打を次々に浴びて３失点。

５回にはリリーフした中村が、味方のエラーも絡んで８失点。

東が右中間を破るホームランを放つなど、塁上に溜めたランナーを効率よく返すデビルズ打線が今日も爆発した。

その裏セインツが反撃。デビルズ向井の四球を生かしランナーを溜めると、

４番・大塚、５番・関が連続して長打を量産。やられたらやり返すとばかりに点差を一気に詰めた。

試合は６回にデビルズ・浅田が守備シフトの裏をかいて、ライト線に落ちる長打を放つと、

ホーム目掛けて猛ダッシュ。これがこの日２本目のホームランとなり勝負あり。

セインツはＳＦに入った大塚をはじめ、アカデミー参加の小川の逆シングルキャッチ、関の背走キャッチなど

随所に好プレーが飛び出したが、ここ一番と言うところで出たエラーが響いて、試合の流れを相手に渡してしまった。

風も強めに吹いて３月らしい寒い気候ではあったが、その寒さを吹き飛ばすような打ち合いで

両チームの実力が発揮された、開幕戦に相応しい好ゲームだった。